このページでは、実際にRecoを利用されたメンバーさんから
リアルなお声をいただきましたのでご紹介したいと思います。
「Recoってどんなところ?」「Reco利用してみたい」など利用検討の際、ぜひ、ご参考になさってください。▶をクリックし、ご参照ください。
Recoで成長できたこと
通所日数
通所開始時は一日2時間、週3日しか通所できませんでしたが、徐々に増やして一日4時間、週5日の業務が出来るようになりました。体調や体力を少しずつ回復させて行き、支援員さんと相談しながら自分のペースで増やせたことが良かったと思います。
メンタル
通所し始めて半年たったころ、家族から「明るくなった」「楽しそうに話をするようになった」と言われました。日々の業務をしっかりと行うことで自分に自信がついて、生活に張り合いが出たためだと思います。【何かやることがある】【お客様のお役に立てている】と思えることがメンタルの安定につながっていると思います。
コミュニケーションスキル
Re.co.と出会う前から、自分の事、辛い悲しい苦しいなどを話すことが苦手でした。以前は一般就労をしていましたが、コミュニケーションスキルが無かったため人間関係が上手くいかずに転職を繰り返していました。Re.co.での面談や他のメンバーさんとの関りを通して少しずつ「報告・連絡・相談」が出来るようになりました。
パソコンスキル
今まで使ったことのないオンラインツールをたくさん使用しました。分からなくなったり手順に不安があったりしてもスタッフさんがオンラインでサポートしてくださるので安心して覚えることが出来ました。WordとExcelを何となく使ったことがある、くらいの私でしたが、今ではビデオ通話やチャット、OneDriveやGoogleDriveなど様々なツールが使えるようになりました。
時間管理
離職してからしばらくは自分の好きな時間に寝て好きな時間に起きる、という生活でしたが、Re.co.での朝礼に間に合うように起きる、休憩時間を守るなど、時間を意識する生活パターンが身につきました。テレワークは自宅での作業になるのでオンオフを自分で管理する必要がありますが、その分自立心が養われるので良かったと思います。
体力
通所日数を増やすには体力が必要になります。空き時間や寝る前にストレッチをしたり、自分にできそうなスポーツを試したりと自発的に体を動かすようになったことも成長できた点であると感じています。
成長の経過
①Re.co.利用前 | ②通所開始時(半日を週3日;6H/週) | |
メンタル | 自分が人の役に立っているとは思えない。 毎日暗い気持ち | 1歩踏み出せたことには安心したが、まだまだ不安定 |
コミュニケーションスキル | 自分のことを話すのが苦手。 離職を繰り返す | 面談で必要性を自覚しつつなかなかうまくいかない |
パソコンスキル | WordとExcelくらいなら使ったことあるかな、という程度。 | オンラインツールの存在を知る。 便利さに感動 |
時間管理 | 好きな時間に起きる自堕落な生活 | 自堕落は脱出したものの、少し辛い。 休憩をよく忘れる |
体力 | 可能な限り動きたくない | 思ったより落ちていることを実感する。 対策を考え始める |
③通所半年(1日週3日+半日週1日 ;14H/週) | ④退所時(1日を週5日;20H/週) | |
メンタル | 自分の落ちるパターンや脱出方法を知り始める。 家族に「明るくなった」と言われる | 調子を崩しても回復の速度が速くなる (崩し切る前に対策出来るようになる) |
コミュニケーションスキル | 辛い悲しい苦しいを少し話し始める。 | 自分からスタッフさんに相談できるようになる |
パソコンスキル | アノテーションなどの新たな技を手に入れる。 業務にやりがいを感じる | システムチェックなど難しい業務もできるようになる。 お客様とのやり取りもきちんとできるようになる |
時間管理 | アラームをセットするなど自分で工夫することを覚える。 休憩もきちんと取れるようになる | 業務中だけでなく、明日や来週の業務も見越して、 ペース配分や時間設定が出来るようになる |
体力 | このままじゃまずいと運動を始める。 先生役の家族とも会話が増える | 業務後に家事をしたり運動したり出来るようになる。 就職してもやっていけそうかしらと自信がつく |
就職に必要なこと
テレワークでのお仕事を考えるにあたって
「テレワークでの就職を希望しています」と言いながら、テレワークで働くとはどういうことなのか、イマイチ予想図がはっきりしていない、Re.co.に入所する時点での私はそんな感じでした。
分からないならばわかる人に聞くのが一番良いので、私は企業の合同就職説明会にほぼ皆勤賞で出席し、多くの企業の採用担当者のかたのお話を聞きました。様々な企業が参加していますから、希望する人物像も様々でした。
その中で3点、全ての採用担当者様が仰っていた事がありました。
・勤怠が安定していること(週5日、フルタイムで働けること)
・体調が安定していること(体調不良に対処できること)
・報告、連絡、相談が出来ること
驚いたのは、パソコンスキルは入力程度で可能であって特別な機能が使える必要はないとのことでした。
パソコンスキルとして
・一般的なoffice(Word、Excel、PowerPoint)
・オンライン通話
・チャット
以上が出来れば良いかと思います。
私はPowerPointについてはRe.co.に入ってから勉強しました。また、チャットの操作方法(データや画像の添付の仕方なども含めて)も知っておくと就職してからも業務がスムーズだと思います。
パソコンの操作は調べればいくらでも方法は出てきますが、問題は調べても出て来ない自分の体調や勤怠の安定方法と「報告・連絡・相談」の仕方でした。
特に私は「報告・連絡・相談」が苦手でしたので、Re.co.の支援員の方と重点的に練習しました。
勤怠を安定させるために
・毎日同じ時間に起きる(体内時計を狂わせない)
・通所後や休みの日も動ける体力をつける
・体調を見ながら少しずつ通所日を増やして、出来るだけ早い段階で週4日~5日の生活に慣れる
・食事をきちんと摂る(体力、筋力がしっかり体に付くように)
つまり、「規則正しい生活を心掛ける」事が近道だと思いました。
1日の生活サイクルが決まっていれば、時間に遅れそうになって慌てたり混乱したりすることが無いので時間ストレスも少し軽くなります。
時間管理や生活管理の面でも、Re.co.に通所していると自分時間ではなく決められた時間で行動しますのでメリハリがつけられるようになります。
体調を安定させるために
・自分の病気や障害の特性を知る
・季節変動による体調の波を掴む
・体調が悪い時の対処法を複数持っておく
自分の病気や障害についてはインターネットでも調べられますが、一番は主治医に聞く、又は医師が著者となっている本で勉強することが良いと思います。私はこれまでの主治医との診察を思い出して理解を深めました。
体調の波は、Re.co.での毎朝の体調チェックが役に立ちます。毎朝夕に4段階で自分のフィジカルとメンタルを自己判定しますので、それを目安に自分がこの時期にどの段階が多かったか覚えておくと波を掴みやすくなります。
体調が悪い時の対処法は、自分で思っている対処法がある人は良いですが無い人は支援員さんとの面談がお勧めです。後述しますが私は自分の事を話すのが苦手でしたので最初は上手く話せませんでした。しかし、支援員さんは私と似た症状や考え方の癖を持っている利用者さんを何人も見ていますので、持っているデータの量が違います。知識の量も違います。相談すれば一緒に考えながら自分で考えるよりも無理なく効果のある対処法を教えてくださいます。
報告、連絡、相談の仕方
・報告は相手に伝わるように
・連絡は迅速に
・相談はタイミングを逃さずに
報告は自分だけで分かっているのではなく、初めてその情報に触れる他者に伝わるか?を意識することを癖づけました。
連絡は特に風邪などで通所を休む時には必ず朝礼が始まる前に連絡する、予定が入った時は分かり次第連絡する、など、業務への影響を最小限にすることが大切であると思います。
相談については、業務上の相談(ツールの操作方法が分からない、お客様への連絡方法を確認したいなど)と生活上の相談(体調の変化や他の利用者との人間関係など)があります。
業務上の相談は、発生したらすぐに支援員さんへお伝えし指示を仰ぎます。分からないことをそのままにするのは論外ですが、勝手に進めることもあまりお勧めできません。ただ、支援員さんにも都合がありますのですぐに返事できない場合もあります。そういったときは返事を待つ間にできることを見つけるようにしていました。
生活上の相談は…
すごく難しかったです。
「こんな話をしていいのかな」「自分で何とかしないといけないのではないかな」と思ってしまって、自分の事を人に話すことに罪悪感がありました。甘えているような気がしてしまっていました。ですが、困った時に「HELP!!」と言えることは就職して長く勤務していくには1番必要なスキルだと、スタッフさんとの面談で気付いてからは、少しずつお話しするようにしていきました。
とある著名人の言葉に「ピザも注文しなきゃ届かない」という言葉がありましたが、正にそれで、適度に自己開示して人間関係を良好に保つことが長期勤続に繋がる気がしています。
Recoで練習
最初からいきなり「お話しをする時間をください」と言うのはハードルが高いので、Re.co.で練習しておくことがお勧めです。まずは小さなサインを出してみる。「今日は体調が良くないです」と朝会で話すのも自己開示の一歩になりますし、気づかずに自分が出した不調のサインに支援員さんが気づいてくださったときは素直に気持ちを話すことも大切です。それを繰り返しながら自分から「話したいことがある」と伝える練習をします。
伝えることが出来たら、今度はタイミングを計る練習になります。割と多くの人がなるようなのですが、言えずにため込み続けて濃縮させて爆発するパターンを回避するスキルは身につけたほうが良いと思います。
しかし、瞬間湯沸かし器のようにカッとなってすぐにまくしたてるのもお勧めできませんので、自分が状況を整理して今ならお話しできる、と思う瞬間を逃さずに相談することがベストかと思います。
ここまでの練習を経て、自分から「相談したいことがあるのでお時間いただけますでしょうか」と言えるようになって、やっとスタートラインに立てる気がします。会社ではサインは見つけてもらえませんし、自分から言わないで気づいてもらえることはないと思います。なので、私は練習をRe.co.にいる内に積ませていただいていました。
最後に
就職するために必要なものは、最低限のパソコンスキルとコミュニケーションスキルと体力の3点だと思います。
Re.co.では規則正しい生活と自己理解・自己開示の時間、業務を通してのパソコンスキルを得ることが出来ますが、私としては自己理解・自己開示の時間を大切にしてコミュニケーションスキルを磨くことがとても大切だと感じています。
お互いに無理なく、自分らしく、伸び伸びとがんばりましょう!
Recoでできるようになったこと
メンタル面での変化
・Recoに週4で通えるようになった
・仕事をすることに対する不安が減った
・自分のストレスへの理解が深まった
・嫌なことを表現できるようになった
・自分の強みや成長したところを理解できるようになった
・趣味(TRPG)を楽しめる余裕が出来た
・予定した休暇を自分で提案できるようになった
・自分で不調を訴え、相談し解決することが出来た
フィジカル面での変化
・Recoに週4で通える体力がついた
・体力づくりで行っている散歩で徐々に疲れなくなった
・自宅から30分ほどあるバス停から歩いて帰れるようになった
・Recoに(最終的には)週5で通える体力がついた
・1年で一回しか欠勤していない